メイン

ピアノ作品 アーカイブ

a000064

グロテスクなセレナード

glotesc.jpg

今回はラヴェルのピアノ作品を紹介します。

まずは、代表曲『グロテスクなセレナード』。現存しているものでは、これがラヴェルの最初のピアノ作品です。

作られたのは1893年頃だと考えられています。120年ほど昔ですね。

実はこの曲は、出版社を経て世には出ていません。
第二次世界大戦の後になって発見されたものなんです。

発見されてよかったですよね・・こういう素晴らしい作品が、もしそのまま埋もれてしまっていたらと考えると恐ろしいです!

この曲は、全体が全音音階で溢れています。

ラヴェル独特の曲風の色はまだあまり感じられず、クロード・ドビュッシーへの傾倒がよく感じ取れる曲になってます。

a000069

古風なメヌエット

ravel_menuet.gif

「古風なメヌエット」は、ラヴェルの最初の出版作品であるピアノ独奏曲です。

1895年に作られ、ラヴェルは当時20歳という若さでした。

初演は1898年。パリのサル・エラールにてラヴェルの友人であり、この曲の献呈相手でもあるリカルド・ビニェスによって演奏されました。

この曲は、ラヴェル独特の印象派的色彩や、精緻な新古典的要素はまだ影を潜めています。

ラヴェル自身、この作品の習作的な性格を認めています。

しかし旋律に短2度を激しくぶつけるなど、後のラヴェルを思わせる斬新な書法も垣間見えます。

嬰ヘ短調の主部が嬰ヘ長調のトリオ(中間部)を挟み込んだ典型的な3部形式で構成されています。